2016年12月21日水曜日

100Vで感電死?

前の会社で働いていた頃、副業で受変電設備点検のバイトをしていました。

受変電設備点検といっても、しょせんはバイト。ウエスを使って、盤内を掃除することくらいしかさせてもらえませんでした。

話は逸れますが、このときに使うウエスは、布製の乾いた素朴なウエスを使います。サッサのような化学雑巾は使ってはいけないと教育されました。あの手の製品は、汚れをとりやすくするために微量の油等をしみこませてあることが多く、それで掃除してしまうと漏電の原因になるからというのが理由です。

さて、話を戻しますが、盤内の掃除しかさせてもらえなくても、されど受変電設備点検の一環です。危険を伴う作業であるため、法律に基づき(?)事前に電気の教育を受けさせられます。

その時に教わったのですが、100Vの電気でも感電死することがあるそうです。

実際にあった事例として、庭で子供が裸足になって水遊びをしていました。足を含め、全身水浸し状態だったそうです。その横で、お父さんが日曜大工で棚を作っていました。その際、コード式のインパクトドライバーを使ったらしいのですが、そのコードに裂け目が入っていて、そこから漏電したそうです。漏電した100Vの電気は、水溜りを伝わり、ずぶぬれの子供の足を伝わり、そしてずぶぬれの子供の体に伝わりました。その結果、お子さんは感電死してしまったそうです。

例え、100V程度の電気であっても、裸足の上、全身ずぶぬれで、地面も水びたしというような悪条件が重なり、絶縁抵抗が極めて低い状態であれば、感電死するということらしいです。

電気は便利ですが、危険ですね。



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