2016年12月28日水曜日

焼け残った家

新潟県糸魚川市の大規模火災で1軒だけ焼け残った家があるとニュースで話題になっていた。

周りは焼け野原になっている中、08年に建てられた会社員所有の家はほぼ無傷で焼け残っていた。

軽量鉄骨か木造かはわからないが、現在の耐火技術は凄いと思う。


さて、建築がらみで、木造=燃えやすい=火に弱いと思いがちではないだろうか。

だが、違う。火災に弱いのはむしろ軽量鉄骨の方。一定以上の温度にさらされるとグニャっと曲がって崩れてしまう。

一方、最近の木造の構造材は表面が炭化するだけで、燃えて崩れることはない。そう簡単に燃えず、火に強いのだ。

逆に、木造の欠点は、耐震性に難があることだといわれてきた。軽量鉄骨と比べてジョイント部分が緩みやすく、大きな振動にさらされると建物が歪みやすい。

他方、軽量鉄骨は、耐火性に難があるが、耐震性に強いという利点がある。


もっとも、それぞれの工法において、欠点を補う技術が開発されており、結局どちらを選んでも問題はないのだそうだ。

ただ、1点。個人的に気になるのは、シロアリ。木造はシロアリ対策の薬剤を塗ってあるらしいが、それでも不安になってしまう。アメリカの映画とかで、家を売ろうとしたら、シロアリに食われまくって豚小屋程度の価値しかなかったなんて話はよく聞く。ビル管をやってるとシロアリ問題はたまにでくわすだけに、やはり木造には不安を抱いてしまう。

幸い、我が家は軽量鉄骨なので、シロアリの心配はなさそうだ。

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